皆さんこんにちは、igomasです。普段はウルトラマンやマーベルについての記事を中心に書いております。
さて、先日東映特撮ファンクラブことTTFCなるサブスクサービスのリニューアルに伴い、TTFCオリジナル作品の幾つかが、期間限定で特別配信されました。
期間は4/9〜4/10と、非常に短期間。中には4/10の11時ごろに配信され、1時間程度で配信終了のものまでありました。あくまでメンテナンス中の公式からの配慮かつ、気になったもの2,3作だけ見てもらって新規を誘い込むという位置付けなのでしょう。私も全作品は見ることができませんでした。
私はそもそも東映作品に明るくないこともあり、TTFC加入経験はなし。今回配信されたものはどれも初見です。今回の配信内容がもしすこぶる良ければ、TTFCに加入するのもアリだな、くらいのモチベーションで見ていました。
以下、見たものの感想を軽く備忘録的に書いていきます。私自身、テレビ本編でよくよく知っているのは、スーパー戦隊はデカレンジャーやゴーカイジャー、仮面ライダーは555(ファイズ)にディケイド、ゼロワン程度のものです。Twitterで色々な呟きを見ている分、ネタには疎くないつもりですが、正式名称など一部記載がテキトーです。ご了承ください。
では、さっそく見ていきましょう!
注)以下、ネタバレを含みます。
- 仮面ライダーブレイブ ~Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド~
- ヒーローママ★リーグ
- ドライブサーガ 仮面ライダーブレン
- シリーズ怪獣区 ギャラス
- 警察戦隊パトレンジャー Feat. 快盗戦隊ルパンレンジャー 〜もう一人のパトレン2号〜
- RIDER TIME: 仮面ライダーシノビ
- 鎧武外伝 仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ
- RIDER TIME 仮面ライダーディケイドVSジオウ ディケイド館のデス・ゲーム
- オーズ10th 仮面ライダーバース バースX誕生秘話
- ヨドンナ1,2
- ヨドンナ3 ヨドンナのバレンタイン
- 爆竜戦隊アバレンジャーwithドンブラザーズ
- 仮面ライダーゲンムズ ─ザ・プレジデンツ─ 仮面ライダーゲンムズ スマートブレインと1000%のクライシス仮面ライダーアウトサイダーズep.0(副題は以下省略)
- 仮面ライダーアウトサイダーズep.1〜4
- まとめ
- ランキング
仮面ライダーブレイブ ~Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド~
ひとつ目はこちら。エグゼイドに登場のブレイブと、龍騎に登場する王蛇のお話。
王蛇、変身者が誰とかは全然知らないキャラだったのですが、意外と、良い。鉄パイプを振り回しての生身での格闘がかなり良いです。歳をとったからこそ出るイケオジ感も良く、20年ほど経ってなおハマり役なのが素晴らしい。
一方で、変身しての戦闘シーンは今作、あんまりでした。そもそも私は今になってもなお、エグゼイドのライダーたちのデザインに慣れず、好みではないので、それもあるのかもしれません。
ストーリーもいたってシンプル。裂傷を傷跡もなく取り除くのは流石に医学のレベルを超えてて笑いました。
エグゼイドはそもそも、ゲームと医者を掛け合わせるという設定自体に無理があったんじゃないかと今でも思うのですが、今作はゲーム要素は少なめに、医者要素を押し出してくれていました。その点は良かったなと思う一作です。
ヒーローママ★リーグ
続いてはこちら。スーパー戦隊の中でも特に人気の高い3ヒロインが子育てに奔走する母親になった、というお話。
家事とヒーロー活動の掛け持ちでキラキラ輝けないと悩む3人を、子供が励ましてくれるという着地点は好み。
一方で、「予算がない」をあまりに前面に押し出しすぎており、作風は好みとは真反対。
人気の3ヒロインが登場し、変身シーンを見せてくれたというそれだけでも結構ありがたいのですが、とはいえだからこそもう少し予算をかけて欲しかったなと思うお話。
ドライブサーガ 仮面ライダーブレン
仮面ライダードライブの敵幹部の1人にしてネタ枠、ブレンの物語。公式のエイプリルフールネタが現実になったやつでしたっけ、たしか。
無個性極まりない怪人、仮面ライダー軍団、「無」と戦うお話。無個性怪人軍団の中にグレムリンがいるのはちょっと面白いです(笑)
「不快で傲慢で許しがたい」とか、「わが主が憎む真の邪悪」とか、台詞回しがかなり好き。
ライダー毒手とかブレンメガネブレードとか、ブレンらしい武器の数々も好きですね。最後のキックと見せかけての頭突きとかも、キャラ付けあり、ネタ性あり、格好良さありで素晴らしい。
メタ発言がやや多すぎるところが玉にきずですが。
クリスペプラー博士も良い味出してました。にしても脳容量が600GBって笑笑
シリーズ怪獣区 ギャラス
5分で考えたみたいな脚本。う〜ん、いや、巨大特撮自体は意外と力が入っていてかなり良かったんですけど、そもそもこの話を怪獣特撮として撮る意味はあったのかなぁと。
ギャラスに対して途中そこそこ人間がいいとこまで戦ってしまうので、脅威のレベルが怪人と大して変わらないというのは惜しいところ。
警察戦隊パトレンジャー Feat. 快盗戦隊ルパンレンジャー 〜もう一人のパトレン2号〜
クリスマスにシャケを食わせる怪人があまりに有名な、ルパパト。今作はそのスピンオフです。
しっかり王道を行くお話。起承転結が上手くまとまっていましたね。旧2号のキャラもしっかり立っていて、真面目すぎる1号とフォローする2号、間に入る3号の関係がとても良いバランス。新2号も、後輩らしいエネルギッシュさが出ており良い。パトレン組をしっかり描くため、ルパン組を出さなかったのも良い采配でした。とはいえ、音波攻撃の敵に逆位相というのは、ちょっとありがちな展開でしたね。
RIDER TIME: 仮面ライダーシノビ
主人公がイケメンで、演技力も高い。非常に見やすい一作でした。
ハッタリが滅茶苦茶な人間すぎて、作品としては楽しめませんでしたが。自分の恋敵の正体を暴くために、自分の好きな人に襲い掛かった敵と手を組むというのが、人として終わってます(呆)
「地域のお楽しみ会」みたいな忍術大会の決勝で、「他の人を殺害したら優勝です」宣言するのは、世界観も終わってます(呆)
忍術の数々自体は面白かっただけに、根本的な部分が好みに合わなかったのだけが残念です。
鎧武外伝 仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ
鎧武を知らないのでなんとも言えないのですが、これ単体だけ見ると、ドリアン先輩があまりにヤバい人すぎます(笑)
後輩が悪に染まったと勝手に思い込んで襲い掛かり、敵の罠に嵌って暴走し、後輩に助けられると先輩面をして良い顔になったと言う、あげく後輩におぶらせ更には走らせる始末。ちょっと人間としてこれはないなと思ってしまうキャラ造形でした。
まぁ、メロンの人も後輩も含め、今作のキャラ全員ちょっとヤバい人多めというか、まともな人間が1人もいませんでしたね(苦笑)
RIDER TIME 仮面ライダーディケイドVSジオウ ディケイド館のデス・ゲーム
30秒で考えたみたいな脚本。う〜ん、そもそもこれを仮面ライダーでやる意味があったのかな、という作品。
話も特にあってないようなものですし、ジオウやディケイドのキャストが出て、武田玲奈さんも出て、ちょっとキャストが豪華だった、それだけのお話。
巷で求められているユウスケの変身とか、正直どうでも良いのですけども(別世界の人間という話でしたので)、根本的な問題は、そもそもこれがなくてももう一つのディケイドジオウコラボ作品だけで十分話が成り立ってしまうということ。
単体としても不完全燃焼、他の話にも対して影響しない、じゃあこれは何のために作ったんだろう、とシンプルに首を傾げる作品でした。
お金払ってサブスク入ってこれをお出しされたらたぶん怒ってたと思います(笑)
オーズ10th 仮面ライダーバース バースX誕生秘話
オーズをあまり知らない私でも分かる、絶対復コアより俳優陣が生き生きとしてて視聴者からも人気のやつだこれ。
まぁ、別作品のことはさておき、かなり良い作品。ドライバーのエネルギーが暴走して、後藤さんがパラレルワールド送りになってしまうというお話。
当時のメンバーが勢揃いしている上、各キャラの立ち位置がどれも魅力的。比奈がオーズで、ちょっと性格悪め。ウヴァがメダル投げ役。ウヴァ、カザリ、ガメル、メズールが(うち1名を除いて)火野の家族で、比奈のファン。伊達さんがハッピーバースデーで、アンクがドクター真木。中でもアンクがハマり役すぎて笑いました。
特に中身という中身もないですが、パラレルワールドという特性を活かした面白い配役、久々のオリキャスメンバーの和気藹々とした楽しいシーンの数々。スピンオフ、こういうので良いんだよとなるお話でしたね。
ヨドンナ1,2
1が前編、2が後編なのでまとめて書きます。キラメイジャーのスピンオフ。感情を知らないままに亡くなった敵幹部ヨドンナが、暴力団抗争に巻き込まれた少女との出会いを通じて、感情を知っていく、というお話。
いやはや、結構面白かったです。お話自体は、ヨドンナが段階的に喜怒哀楽の4つの感情を知っていくというシンプルな作りなので、特に気を衒った展開もなく、道のりに従って進んでいくのですが、とにかくアクションが良い。
今作は特に怪人などは登場せず、完全に人間と人間のアクションなのですが、これが非常に良い。どのバトルも良くて、ずっと見てられますね。
ついでに言うと色々コスプレも多彩で、ヒロイン2人の七変化が見られたのも良いですね。
キラメイダンスでバトルするのはちょっとやり過ぎ感はありましたが、どうせスピンオフではあるのでそういうお遊び要素もたまにはいいと思います。
ともかく、坂本浩一監督の最近の良作を見られたというだけでも良かったです。最近ウルトラマンの方では絶不調の彼ですが、なるほど、人間大のアクション、それも生身の戦闘を撮るのがなかなか上手い。
後の3もそうですが、エンディングでキャストがキラメイダンスを踊るの、良いですね。やはり戦隊はこうでなくっちゃ。
ヨドンナ3 ヨドンナのバレンタイン
話がちょっと複雑になると、途端にボロが出る、坂本浩一監督らしい一作。愛情を描くのって、ちょっと難しいですよね。この短時間で描くには、やや無理のあるテーマでした。
愛情を知るために人間界に再び舞い戻ったヨドンナは、1人の少女と出会い、愛情らしき感情を抱きます。が、結局、敵怪人にいいように操られていたというオチ。ヨドンナが抱いた感情を純粋な愛情とは言いがたい展開なわけで、う〜ん、これで一件落着とされると、不完全燃焼感は否めません。
作中作として登場した映画もかなり無理がある話でしたし(練習台でキスするのは意味不明すぎます)、とにかく今作無理やり入れられるキスシーンが多くて、しかもやたらと長くて、監督の悪いところが出てしまっていたと思います。意味のあるキスシーンは別にいいんですけど、あまり今回のはそうでもなかったなと。
あと今更ですが、感情を知らないキャラが感情を知るって、テレビ本編でやるべきでは?と思ってきました(笑)
爆竜戦隊アバレンジャーwithドンブラザーズ
出来ることなら、もう一つのハリケンジャーの方も見たかったのですが、時間の関係で見られず。まだ幾分か知識のあるアバレンジャーの方を見ることにしました。
アバレブルーがサルブラザーの腰を治しながら敵を倒すのをサポートするという、かっこいいんだかかっこ悪いんだかよく分からない先輩らしい一面を見せる作品。
どちらの戦隊もノリが良かったなぁ、くらいの感想しか言うことがない(笑) まぁ、こうやって周年戦隊と新戦隊がコラボする作品があるのは嬉しいことです。
仮面ライダーゲンムズ ─ザ・プレジデンツ─
仮面ライダーゲンムズ スマートブレインと1000%のクライシス
仮面ライダーアウトサイダーズep.0(副題は以下省略)
何作かまとめてではありますが、一応、檀黎斗編ということで。
エグゼイドは見るたびにデザインが合わなくて途中で視聴を切っている作品ですが(この前の配信ではようやく2話の終わりまで見られました)、檀黎斗のキャラだけは結構好きですね。ジオウなどなど、後続の作品にもよく顔を出す人気キャラではありますが、彼のキャラ自体は良い味を出していると思います。
今作でも、最初は天津の身体にゲーム病として発症し、次いでヒューマギアとして復活する檀黎斗。そこから怒涛の勢いでゼロワン世界を滅茶苦茶にしていきます。ゼロワン世界は私とも因縁が深く、色々な意味を込めて一生続いてほしい世界なので、檀黎斗が滅茶苦茶にしていく様はかなり痛快です。
アークを生み出したことの責任を何気に取ろうとする天津。それをもっと本編でやりなさいよと突っ込まずにはいられませんでした。
↓ゼロワン記事はこちらから
絶版で有名なクロノス、アークと組んだ天津、園田真里の姿を模しデルタに変身するスマートレディと、様々な敵が立ち塞がります。
檀黎斗の良いところは、神だなんだの言って自己評価が高く、そして意外とその言葉通り有能で、でも抜けているところも愛嬌も沢山あって、アッサリ負けることも多いけれど、でも諦めることを知らずどこまでも強くなるしぶとさ、なんですよね。そこが上手く今作に詰まっている……エグゼイドを2話までしか見てない奴が何を語ってるんだって話ではありますが(苦笑)
ヒューマギアになって食事も睡眠もいらないと喜ぶものの、すぐ充電がなくなって焦る様とか、それでちゃっかり拾われて充電してもらう所とか、園田真里との掛け合いとか、全部全部ひっくるめて、これが檀黎斗の良さだよなぁと実感する作品でした。
正直、今回の配信で1番見たかった作品ですね。
あ、あと天ヶ崎さん出るのもちょっと嬉しいです。
仮面ライダーアウトサイダーズep.1〜4
う〜ん、やっぱり私は檀黎斗が見たかっただけのようです。ここまで色々な世界に派生されると、ちょっと、蛇足感が出たなと。
そもそもアークとゼインっていう対立があまり盛り上がらないというか、そもそもゼロワンのアークに魅力がなく思い入れがなさすぎるせいかもしれません。
こんなに豪華メンバーなのに、いまひとつ盛り上がらないのはどうしてなんだろう。元キャラと違う世界線の人が多すぎてゼイン側の人間に魅力がなさすぎるからか、アーク側にいまひとつ集結してる感がないからか、単純にライダーバトルばかりなことに飽き飽きしてきたのか、たぶんその全部だと思います。
ブレンは前作を見ていることでより馴染みがある+仮面ライダーとしてのキャラが確立しているので良かったのですが、まぁ、それくらいでしょうか。
まとめ
という感じで、雑感でした。あまりそのキャラを知らないからこそ、フラットな視点で作品を評価した部分もあれば、まだまだ分析が甘い部分もあったかもしれません。取り敢えず、いち備忘録ということで。取り敢えず今回はTTFC加入は見送りで。
最後に、今回紹介した作品を軽くランクづけしました。私の好みの傾向が多少わかるかもしれません。
それでは、また次の記事でお会いしましょう、igomasでした!
ランキング
1位:ヨドンナ1,2
2位:仮面ライダーゲンムズ&仮面ライダーアウトサイダーズep.0
3位:オーズ10th 仮面ライダーバース バースX誕生秘話
4位:ドライブサーガ 仮面ライダーブレン
5位:警察戦隊パトレンジャー Feat. 快盗戦隊ルパンレンジャー 〜もう一人のパトレン2号〜
6位:ヒーローママ★リーグ
7位:爆竜戦隊アバレンジャーwithドンブラザーズ
8位:仮面ライダーブレイブ ~Surviveせよ!復活のビーストライダー・スクワッド~
9位:RIDER TIME: 仮面ライダーシノビ
10位:鎧武外伝 仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ
11位:ヨドンナ3 ヨドンナのバレンタイン
12位:仮面ライダーアウトサイダーズep.1〜4
13位:シリーズ怪獣区 ギャラス
14位:RIDER TIME 仮面ライダーディケイドVSジオウ ディケイド館のデス・ゲーム