igomasの部屋

どうも、igomasです。ウルトラマンファン。ヒーローより怪獣、悪役が好き。今日も今日とて「悪役」考察♪

ウルトラマンにリアリティは必要か

 皆さんこんにちは、igomasです。ブログを始めてから、ニュージェネレーションウルトラマンに関する記事を書いていったり、悪役考察を進めたりと、色々と書くことが多くてバタバタしていたのですが、ようやく落ち着いてきました(つまりネタが切れた)。
 さて、そんな今だからこそ、いつも当たり前に思っていることを、果たしてそうかともう一度考えていこうというのが、今回の目的であります。と言いますのは、各記事において、自分は口を酸っぱくして、
怪獣などという非現実的な存在を現実のドラマと結びつけるのであれば、そこにはリアリティが必要だ。リアリティの補強には、人類が自らの力で怪獣に対処しようとする姿勢がなくてはならない。その役割を担うのが、防衛隊だ。防衛隊は、商業目的うんぬんではなく、ウルトラマンの物語構造上必要不可欠なのだ
と言っているのですが、本当にウルトラマンにリアリティは必要か?と、もう一度考え直してみたいのです。「怪獣特撮におけるリアリティ」や「人類が自らの力で怪獣と戦う」とは、あくまで「ウルトラマン」や「ウルトラQ」において重要と見なされた概念であり、50年以上の年月が経過した令和の時代でも必要だ、という結論にすぐ至るわけではありません。精査が必要でありましょう。

 

ウルトラマンにリアリティは必要か

 結論から言えば、ウルトラマンにリアリティは必要であります。


1平成・令和の時代、映像作品にむしろ昔以上のリアリティが求められている
2防衛隊はそのために最も有効な手段


 1についてですが、これはウルトラマンに限らず、全ての映像作品において、リアリティが重視される傾向にあります。昭和の時代であれば、現実とは少し変えて、やや芝居がかった演技が好評でありましたが、平成・令和では、現実味のある演技をする人が、演技力があると言われています。色々な役を演じ分けられるカメレオン俳優が重宝され、カタコト演技の役者は大根役者と呼ばれます。現在の映像業界は、大袈裟な演技を好まなくなり、リアリティを追求し始めたのです。ウルトラマン作品が、横軸展開の作品ならなおさら、それぞれの話にテーマ性をもった話が多くなるのは必然で、そのテーマ性をダイレクトに視聴者に伝えるためにも、ある程度のリアリティは必要になってきます。ウルトラマンや怪獣という、異質な存在以外には現実味を持たせることで、テーマはしっかり視聴者に伝える。これが、リアリティの追求なんて50年前に捨ててきた、なんて言えない理由であります。
 2について、異質な存在であるウルトラマンや怪獣を、簡単に現実と結びつける方法は、「人間が、怪獣災害にいかに立ち向かうか」を描くことでありましょう。もちろん一般人からの視点でも描けないことはありませんが、防衛隊という国の組織であるほうがよほど描きやすく、災害に対処する消防士、犯罪に対処する警察、といった現実の組織を参考に描くとリアリティも出てきます。もちろん、防衛隊ポジションを民間防衛組織に担わせることも出来なくはないですが、やはり怪獣という巨大な存在に民間組織が対処するよりも、国が総力を挙げて対処する方が理にかなっており、防衛隊の存在を出すのは有用と言えましょう。防衛隊ポジションを何かに変えると、その分リアリティ要素が薄くなり、その分だけ描写を頑張らなければなりません。それが面倒くさくて描けないのであれば、いっそ安直に防衛隊を出してしまった方がむしろ良いでしょう。
 というわけで、ウルトラマンにリアリティを求め、防衛隊を出すのは理にかなっているよね、という話でありました。近年では、戦闘機のおもちゃが売れないから防衛隊を出しても意味がない、と言われているようですが(だったら戦闘機のおもちゃの売り方を工夫すればいいだけだと思うのですが)、そんなこと以前に、作品構造上リアリティの補強として、防衛隊は最低限必要なのであります。
 ですから、ウルトラマンオーブに登場したビートル隊は、田口監督のそんなプロ意識の表れではないか、と思うわけです。防衛隊とは異なるSSPを主軸に置きながら、それでもリアリティのためにビートル隊を用意する。こういう配慮があって初めて、ウルトラマンを描けるというものです。そんなビートル隊の戦闘機、ゼットビートルが、ウルバトにてジオラマに登場。1.5周年記念アニバーサリーと題して、ログインするだけでジオラマがもらえます。まだウルバトを始めていないあなた、この機会に始めてみませんか?(唐突な宣伝)
 ウルバト、色々情報解禁されましたね。レギュラン星人やラゴラスエヴォ、キングジョースカーレットの参戦に、ジード降臨。これからも目が離せません。

 

 さて、以上防衛隊についての議論を踏まえて最後に言いたいのは、最新作のウルトラマンZが、実に面白いことをしている、ということ。今作では、防衛隊の構造的要素と商業的要素をうまく融合させているのです。
 今作ではセブンガーやウインダムといったロボット怪獣が、防衛隊ストレイジの戦闘機ポジションとして、隊員が操縦して戦います。ロボット怪獣は、ソフビなどで売り上げが期待できますし、いやはや巧い設定。今後の活躍が楽しみですね。


おまけ1:執筆中の記事

 今回記事がやや短めなので、後日投稿予定の記事のテーマを一つ。これだけ記事を書いたり、Twitterの方でも活動している私でありますが、そもそもなぜ自分の名前を「igomas」にしたのか、という説明は一度もしたことがありません。ウルバトの話をするときもそれ以外の時も、基本的に推し怪獣は、マガジャッパとかガゾートとかキングオブモンスとかで、イゴマスの話が出たことは一度もありません。なにゆえに私がイゴマスの名を名乗っているのか、近日中に明かされることとなるでしょう。

 

おまけ2:割と重大発表

 それからもう一つおまけ。紆余曲折ありまして、私igomas、ウルトラマンZの各話感想記事を書いていこうかと思っております。新作となるウルトラマンZを、全力で楽しみたい、というのが一つ、文章力がまだまだなってないので、各話感想を書くならば計25話になるわけですから、文章力も構造論的見方も鍛えられるだろうというのが一つ、あと、まぁ他にも理由は色々あります。

 というわけで、防衛隊必要論とささやかなおまけでした。結論、ウルバトをやろう!Zを楽しもう!以上、また次の記事でお会いしましょう、igomasでした!