igomasの部屋

どうも、igomasです。ウルトラマンファン。ヒーローより怪獣、悪役が好き。今日も今日とて「悪役」考察♪

ウルトラマンデッカー14~15話感想 メインヴィラン登場

 皆さんこんにちは、igomasです! だいぶ記事を書き溜めしております。少しずつ、良いペースで公開していけそうです。今回からデッカーも後半戦。OPも2番に差し替わり、新展開が始まります。デッカーの物語が大きく動く14,15話、見て参りましょう!

↓前回のデッカー感想はこちら

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【14話感想】

 うん、いいね。

 メイン監督の武居監督と、メイン脚本の根元氏のコンビ、安定の面白さです。こういうのを求めてました。めちゃくちゃワクワクして見させていただきました。

 前回記事で扱った10話~12話あたりは、メイン監督でない越監督が、デッカー本編のテラフェイザー誕生という流れに、「ウルトラマンに頼らず人類がどのように怪獣に対処していくか」というテーマを加えて、結構好き勝手やっていました。が、好き勝手やっていた割に本編にあまり響いてこない演出で、少し残念でした。上記テーマには、結局何ら答えのようなものが示されず、道標のようなものすら示されず、テーマだけ置いて去って行くという、「それだったら物語に組み込む意味ないじゃん」案件でありました。

 一方今回はしっかりメイン路線を大きく動かしてくれたので、かなり見応えがありました。話自体が動いて、キャラの位置づけが二転三転と移り変わっていくので、先が見えないハラハラドキドキ感があり、こういう本軸を大きく動かすの、ずっと待っていたんですよね。ウルトラマンの先任者が現れて勝手に変身して主人公置いてきぼり。こういう、今までのウルトラマンにはない展開をやるチャレンジングな精神、これが見たかった。とても満足です。

 それでは、冒頭から見ていきましょう。

 いきなり、あっさり倒れるノイズラー。ギャラファイ2に出ていましたが、テレビ本編に登場するのは久しぶり。せっかくスーツ作ったのにテレビ本編に出さないのあまりにもったいなさ過ぎるでしょと思っていたので(クラウドファンディングで作ったスーツなんでなおさら出さなきゃならんでしょと思っていたので)、登場は素直にとても嬉しかったですね。再登場怪獣もストックが尽きてきて最近似た絵面ばかりなので、再来年あたり、ノイズラーで一話作ってくれるとなおさら嬉しいです。
 怪獣の出現頻度が高くなっていることを懸念するリュウモン。第11話での、怪獣がテラフェイザーとスフィアを同視して排除しようとしている説を想起させ、不穏な雰囲気を出しています。
 TPUにて、アサカゲ博士と話すカナタの演技、ちょっと大袈裟すぎませんかね? 演技指導下手になったかってくらい大袈裟でした(笑) まぁ、後のシーンとの対比でそうしたんでしょうけど、やや露骨。
 宇宙港を狙うスフィアザウルス。前回に引き続き、執拗に宇宙港を襲っており、かなり計画的な一面が見えるスフィア。正直このシーン、スフィアゴモラとかスフィアレッドキングとか、なんで今まで宇宙港狙ってなかったんだ?とは少し思いましたね。スフィアの狙いが宇宙港なら、ずっと狙ってればいいのに……まぁ、好意的に見れば、スフィアゴモラとかスフィアレッドキングは敵(ガッツセレクト)のデータ取るための捨て駒扱いで、しっかり対策して強化したところで狙いの宇宙港に攻め込んだ、ってことなのかな?
 強化されたスフィアザウルスは、スフィアを飛ばして攻撃するという、新技を獲得。CGをかなり使いまくっています。いいですね。この、スフィアを飛ばす攻撃があることで、デッカーはスフィアザウルスを、防衛隊はスフィアソルジャーを、と役割分担できるのも良い采配。最近の防衛隊は、ウルトラマン戦っているとき棒立ちになりがちですからね。ちゃんと防衛隊の役割作りをしているのはグッド。こういう細かな配慮に、武居・根元コンビの安定感を感じますね。

 そして、いよいよメインヴィラン登場です。アサカゲ博士がまさかの悪役、名をバズド星人アガムス。この展開はそこそこ驚きましたね。ほとんど伏線という伏線を張っていない上、正直あんまり、アサカゲ博士というキャラ自体、あんまり深掘りされないキャラだったので、てっきりそういうちょい役ポジションかと思っていました。
 メインヴィランが初期からでなく、中盤に登場するという、登場タイミングも良いですね。最初から出ずっぱりだと、基本的に毎話の登場怪獣、全部使役怪獣になってしまいがちですからね。怪獣に魅力を持たせるという意味でも、中盤からのメインヴィラン登場は良い采配であったといえましょう。まぁ、それはそれとして今後怪獣が使役怪獣になっていったら魅力が半減していきそうで不安ではあるのですが、まぁ、今は制作陣を信じるとしましょう。

↓メインヴィランの是非について論じた記事はこちら

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 さて、テラフェイザーはアガムスが地球を滅ぼすために作った破壊兵器であることが明かされます。原典となるダイナのデスフェイザーも、地球を滅ぼすために、宇宙人が地球の防衛隊に化けて作っていたものです。テラフェイザーも、この流れを汲んでおり、なるほどダイナオマージュとしても妥当なストーリーラインに思えます。

 そして、アガムスの前に現れるもう一つの光。デッカー前任者の登場です。正直アガムスの登場はまぁ、ふーん面白いねくらいのテンションで見ていたのですが、デッカー前任者の登場、これはかなりアツくなりましたね。登場して言ったセリフが「ここからは俺の仕事だ」カッコいい。
 先述したとおり、デッカー前任者が戦っているのを蚊帳の外で主人公が見ている、という絵面が面白く、次の15話での展開がよりアツくなるよう設計されています。

 前任者デッカーの戦い方は、かなりの手練れと見え、リュウモンも今までのデッカーとは違う、と発言します。各タイプの使い方や、カプセル怪獣の使い方がかなり上手くて、カナタのデッカーとの違いをもたせた戦闘をしていましたね。

 以前、デッカー9話でカナタの戦い方があまりに下手すぎる、描写が悪すぎる、という話をしました。あれはもしかしたら、あえてカナダの戦いを下手に見せて、前任者デッカーとの差別化を図る狙いがあったのかもしれません。もしそうなら、坂本浩一監督は「ヒーローを格好良く撮りたい監督」なのに、あえて下手なヒーローの戦い方を意図的に撮らされるという、大変損な役回りだった可能性がありますね。まぁどちらにせよ、デッカー9話は戦闘以外の描写が結構悪かったので、そうだとしても擁護してあげません(笑)
↓デッカー9話の感想はこちら

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 ということで、デッカー14話でした。どんな風にデッカーの物語が動いていくのだろう、とワクワクして見られる、良い回だったと思います。引き続き、15話感想に参りましょう!

 

【15話感想】

 あー、第1話のデッカーの声、あえて消してたのか。なんで?

 正直、別に消さなくて良かった気がします。え、前任者デッカーの声がすでに第1話で出ていて、あのときの声はデッカー本人じゃなくて変身者の声だったのか~ってなった方が普通に展開として面白くないですか? なんであえて隠した?

 まぁ、未来の前任者デッカーがカナタに力を託すとき、前任者もかなり焦っていたと思われ、それをデッカーの声として当てるとウルトラマンの神聖なイメージがなくなり、できない、となったのかもしれません。どのみち今回の15話を受けて1話のシーンを勝手に視聴者が脳内補完するので意味ないんですけどね。

 前任者デッカーの声とか、多少エコーかけたり、かすれるような声にしたら焦っている感じも多少緩和されると思いますし、「1話の声、あのときは気がつかなかったけど確かに聞き直したら焦りが少し見えるかも」と、見返したときに気づけるようにすることはいくらでも出来た気がします。なによりデッカーの声が聞こえないことにしたデメリットが大きすぎて、ちょっと悪手だったのかな、と思います。1話のカナタがデッカーの力を得るシーン、もう一度セリフを見返してみてください、結構ひどいです。単純に視聴者への配慮が足りないシーンでしたし、やはり1話のデッカーの声は、聞こえて欲しかったな、と思います。

↓1話感想はこちら

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 どうしても気になったことだったので、少し文章が長くなってしまいました。場面を進めましょう。

 前任者デッカーの、「宇宙煎餅を火星で食べたことがある」というセリフで、勘のいい視聴者にはちゃんと、彼が未来人でカナタの子孫であることが伝わるのも、良い展開ですね。2人を繋ぐものが宇宙煎餅っていうチョイスも、良い。宇宙煎餅というアイテムが、しっかり作品の中で上手く機能しています。
 続いて、アガムスまわりの過去や、スフィアの出自が明かされます。このあたりの情報を、後までグダグダ引っ張らないのも良い采配。武居・根元コンビ、やはり安定しています。

 ウルトラマンの力、および強化カードは、未来から送られてきたものでした。なんて便利なシステムw

 地球のせいで他の星が滅ぶ、というのは新しい切り口ですね。まぁ、アガムスが勝手にそう言っているだけで、実際に地球が他の星を滅ぼしにかかったわけでもないでしょうし、そもそもまだ滅んでいないとのこと。こういう、復讐の対象が地味にズレてる悪役、いいですよね。
 前任者デッカーは、未来の戦いにカナタ達を巻き込んでしまったことを謝罪し、負傷した身体でなおも立ち上がります。けじめとして、大人として、アガムスを命に代えてでも止めると宣言する前任者デッカー。カナタはそれを制止します。

 目の前にある命を救いたい、その一心で1話からここまで駆け抜けたカナタにとって、「簡単に命を捨てるな、何がなんでも生き延びろ」という言葉は、今言える最大限の言葉。これ以上でもこれ以下でもない、まさに15話に持ってくるのに相応しいセリフだったんじゃないでしょうか。

 「巻き込まれたからじゃない、俺は今俺の世界を守りたいんだ。こっちは俺に任せて、さっさと未来へ帰りやがれ!」この世界を今守れるのは、他でもないカナタ自身。心配されずとも、この地球はなんとか守ってみせると豪語するカナタのこのセリフは、滅茶苦茶格好いいです。

 カナタはアガムスと対峙し、前任者デッカーの支えもあり、その強い思いが新たな姿へと覚醒。ダイナミップタイプが誕生します。新武器のデッカーシールドカリバーは、盾にもなれば刃にもなる、ウルトラマンらしい良い武器ですね。必殺技もシンプルながら格好いい。無事テラフェイザーを打ち破り、アガムスとの戦いは一端の幕引きを迎えます。
 未来の前任者デッカーの本名、それはデッカー=アスミ。苗字と名前のバランスが悪すぎますが(笑)、なるほど本作のタイトル、ウルトラマンデッカーの「デッカー」とは未来人の名前そのものだったのですね。

 ということでデッカー15話でした。こちらもかなり満足度の高い話でしたね。14話で蚊帳の外に飛ばされてから、いやいや今作の主人公は自分だぞと言わんばかりにしっかり活躍するカナタ。これぞ主人公じゃないですか。ヒーローとしての魅力が存分に溢れた、良い回でしたね。安定の武居・根元コンビということもあって、あまり細かい部分が気になることもなく、順当に楽しませていただきました。

 それでは、また次の記事でお会いしましょう、igomasでした!