igomasの部屋

どうも、igomasです。ウルトラマンファン。ヒーローより怪獣、悪役が好き。今日も今日とて「悪役」考察♪

ムーンガール&デビルダイナソー4~10話感想

 皆さんこんにちは、igomasです! 今回は、前回記事でご紹介したマーベル作品、「ムーンガール&デビルダイナソー」の4話~10話の感想記事です。あまりに面白すぎて、一気に見てしまいました。ディズニー+で全話見られますので、まだ見ていない方はぜひぜひ。

 今回も、各話の感想に加えて、◎(神回、リピートしたい)、○(まぁまぁ良かった回)、△(まぁ悪い回、惜しい回)、×(ダメダメ回)の4段階評価をつけています。

 それでは、さっそく見ていきましょう!

 

↓前回記事はこちらから

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4話○
 勝負事でつい向きになってしまうルネラが、天才AIとのチェス対決で熱中してしまい、機械をショートさせて大変なことになってしまう、というお話。
 AIに人間の感情があり、精神面でルネラよりも大人という設定は面白かったものの、結局やってる話はよくある暴走ロボットの話だったので、もう少し捻りのある話でも良かったなと。2話の展開とも少し似ていて、安定の面白さはあるけれど、あんまり跳ねなかったなという回でした。


5話◎
 ルネラが髪の毛を馬鹿にされ、ストレートヘアーに変えようとするお話。
 ビジュアル的にここまでやるかとかなり驚かされました。髪形をテーマにしていることもあり、お洒落好きのケイシーも生き生きと物語に絡んでいましたし、ルネラの母親や祖母との会話のシーンも大変印象深かったです。
 ルネラの父親たちが夜食スープを食べようと集まってくるシーンもとても良い。ルネラの家族の温かさが感じられる良回でした。
 スパイダーマンとヴェノムなど、自分を鏡写しにしたようなヴィランはよくいますが、ルネラの場合それが髪の毛ってのもかなりセンスが良くて面白かったです。
 たしかに、ムーンガールといえばゴーグル、ローラースケート、ジェットパックにパンチグローブなど思いつきますが、ちゃんと髪の毛もアイデンティティの一つだなぁと。今後ムーンガールの髪の毛を見るたびにこのエピソードのことを思い出せますし、キャラの深掘りとして相当上手い回でした。


6話◎◎◎◎◎
 これはダメでしょwwwwwwwwwwwww
 いや〜すごい!
 すごいわこれは
 なんだこの面白さは
 うん、いや、これは一本取られました。
 ビヨンダー登場回。ビヨンダーといえば原作でも地球を観察しに来る、人智を超えた掴みどころのないキャラってイメージですけども、それを今作に上手く落とし込んでるなぁと思います。どう考えてもパワーバランス的にムーンガールとは釣り合わなさそうな相手なのに、ちゃんと「ムーンガールのメインヴィラン」になってるのが、天才的です。
 今作、毎回のヴィラン紹介のナレーションの語り口調やテンポ感が魅力的で、まさかそれがビヨンダーだったとは。今回初めて出てきたキャラなのに、視聴者には既に魅力あるキャラとしてすんなり入って来る感じが上手すぎます。モブを含む全キャラクターだけでなく、ナレーションさえも魅力的な今作だからこそできる芸当ですね。
 人間を観察しに外界からやってきたと宣う、ビヨンダー。少し指を振ればケイシーが大物からフォローされたり、デビルダイナソーの腕が大きくなったりします。ビヨンダーは一瞬で「現実改変お手のもののヤバいやつ」だと示してみせるのです。
 そんな折、学校主催の科学コンテストで、クラス1のお調子者エドワルドとコンビを組むことになったルネラ。エドワルドの奔放っぷりに嫌気がさしたルネラはエドワルドの愚痴ばかり。それを聞いてビヨンダーは、「そんなに価値がないなら人間なんて消してしまおう」と発言。ルネラはエドワルドと組んで科学コンテストで優勝しなければ、ビヨンダーに人類を消されることに。
 結局のところルネラはビヨンダーとのゲームに負けてしまいますが、ビヨンダーはルネラとエドワルドの共同作品を面白がり、地球に危害を加えることなく去っていきます。ビヨンダーの格を落とさず、その上で彼の気まぐれな感じもよく表せていると思います。今回の一件を通してルネラも人間として成長しており、着地点としてこれ以上ないほどに見事。


7話◎
 前回の話でネタキャラ的に登場した磁石バレーボール部がまさかのメインのお話。上手く溶け込めないルネラが、パジャマパーティを朝まで乗り越えられるか、というお話。
 入れ替わりの話とオタクに優しい陽キャの話を組み合わせた、それだけと言えばそれだけなのだけれど、本当に魅力たっぷりな1話。ムーンガールとデビルダイナソー、この両者ともいるからこそ、今作は面白くなっているのだなと実感しました。デビルダイナソーの茶目っ気具合がちょうど良く、ただの「可愛い動物枠」に収まらない魅力が感じられました。
 ヴィランはいないものの、こういう日常回は良いですね。


8話◎
 ルネラの家にハムスターがやって来る、というお話。デビルダイナソーが嫉妬したり、ルネラとダイナソーが初めて喧嘩したり、そこに地下で突然変異したネズミの王が関わってきたりと、魅力盛りだくさんな回。
 デビルダイナソーが1人でハムスターの行方を探しているシーンとか、ハムスターがデビルダイナソーと協力して大活躍のシーンとか、おっとなるシーンが多かったですね。デビルダイナソーだけでなく、ハムスターもほんと魅力的に描いてて、今後もたまに登場してほしいキャラです。
 ネズミまわりも全部良かったですね。冒頭ネズミの大群をルネラが超音波で一発で解決するシーンも、ルネラのヒーローとしての成長を感じます。ネズミの王も、クールだけどちょっと抜けてるB級ヴィラン感が良い。王冠が紙製なのも推しポイント。ネズミの王の歌もいいですよね。
 あと、恐竜が瞑想してる絵面、これだけで満点です(笑)


9話◎
 日常生活の無駄な作業の時間をスキップしたいルネラが、脳を寝かせて時間をスキップする装置を発明。しかし、無駄とも思える日常の些細な時間にも、小さな喜びがあることに気づいた時にはもう遅い、機械が暴走し、ルネラの大切な時間が次々飛ばされる、というお話。
 半分くらいのところでルネラがスキップは良くないと悟り、後半からは機械の暴走パートに進んでいったのはテンポ感が良かったです。
 推しポイントは、ルネラが過去、現在、未来をランダムに行き来するようになってから、エドワルドと結婚とか、指名手配とか、「未来に何が起こってるの?」というトンデモ展開が差し挟まれるシーン。
 正直他のエピソードの方が面白いので評価に差をつけたいものの、さすがにこれを○にすると今後の他作品の評価がさらに厳しくなってしまうので、◎ということで。
 あとなにげにマンフロッグ、ルネラのパンチ飲み込んで吐いてぶつける技、スタイリッシュでいいですね〜。


10話◎
 毎日の学校やヒーロー活動に、ついに疲労が出てしまったルネラ。嘘で足を挫いたことにして、ヒーロー活動を休み、ケイシーにムーンガールとして写真撮影に行ってもらいます。そんな折ヴィランが現れてしまう、というお話。
 もうここまで来ると作品の下地がちゃんと出来てるので、正直何やっても面白いですね。ヴィラン紹介にビヨンダーが出てきた時は、ほんと「やったーーーーー!」ってテンション上がりました(笑) もうそれだけで◎ですw
 まぁ、それは半分本当半分冗談で、今作キャラクター描写がほんとしっかりしてます。おばあちゃんがちゃんとルネラの嘘に気づいて、寄り添ってくれるシーンが良いですね。
 相手は自分のことを大事に思ってくれているのだから、あえて心配させまいと嘘をつくより、本当のことを言った方が、自分にとっても相手にとってもプラスになる、というのが、芯をついてていいなぁと。
 ヴィランのアビスの境遇もなんだか不憫で、キャラとしては面白いです。あと、冒頭のヴィランとの戦闘ダイジェストもなかなか良かったです。

 

 ということで、ムーンガール&デビルダイナソー4~10話感想でした。

 4話で○がついてしまったので、惜しくも全話◎とはいかなかったものの、6話は◎が5つもつくという大快挙を見せました。各話のヴィラン、ゲストキャラ、そしてモブキャラに至るまで、本当に魅力溢れるキャラばかりで構成されているので、どの話も見ていて非常に楽しめました。残りの話数も一気に見てしまおうと思います。

 それでは、また次の記事でお会いしましょう、igomasでした!