皆さんこんにちは、igomasです。マックスさっくり感想、やっていきましょう!今回はかの有名なスラン星人回と、レッドキング前後編と、盛りだくさんですね。
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第4話「無限の侵略者」
ギンガS映画やエックスなど、近年「マックスの代表怪獣」として名を上げるスラン星人。いやもっと他にいるだろ、と思うものの、ではマックスで一番印象に残っている回は?と聞かれれば、意外とこの話かも。ダッシュアルファ(車)が始めて飛んだ回であり、スラン星人の話し方の独特さもあって、インパクトが強かったのかも。まるで昨日のことのように鮮明に思い出されます。トウマカイト隊員に車のイメージが強いのは、おそらくこの回の影響も大いにあるのでしょう。
マックスは「最速最強」のフレーズで売り出されており、その「最速」のマックスがスピード勝負で苦戦した相手として、スラン星人は話題に上がりがちなイメージ。マジョーラカラーも相まって、どこか不思議な雰囲気を醸し出しております。
さてスラン星人ですが、地球人が環境汚染甚だしく、君たちが地球を使うなら我々が地球をいただく、という主張はベタもいいとこ。こういう手垢にまみれたあるあるな敵を出してきた上で、なお魅力を上乗せする、というのが、実にマックスらしい。「仲間が内部にいるのに攻撃とは 見殺しか?」の台詞もあり、スラン星人って本当はいいやつなのかもしれない、とか、色々思うところがあって好印象。
個人的には、スラン星人討伐のご褒美がコーヒー一杯なの悲しすぎる、と思いました(笑)
第5話「出現、怪獣島!」
登場怪獣の数が異常w これ、全て新規造形ですよね? ヤバすぎ。
第五話はサラマドンが実に魅力的で、攻撃といえば尻尾からの針攻撃程度しかないのですが、ピグモンとの対話やピグモンがさらわれた時の動きとか、そういう物語的な魅力の付け方が上手い。全然技がなくても、魅力はいくらでも作れます。レッドキング回のやられ役は、どれもキャラが立っている印象が強いですね。怪獣としてはさほど強くないのだけど、怪獣としての最低限の脅威度は守っている、この辺りのバランスが好みですね。
レッドキングも、口から岩石を吐くというトリッキーな戦法で、やや知能もあるのかと思いきや、亀裂に足がハマってずっこける可愛さも併せ持ち、なかなかキャラづけがいい。それから、ピグモンの名が徐々に隊員たちに知れ渡っていく下りとかは好きですね。あと最後のパラグラーのやべぇ奴感も素晴らしい。ミズキ隊員の居る場所に突風が吹いてきて、砂にまみれた石版群が徐々に見えていく。不穏な感じが良く出ていましたね。
少し不満点を言うとすれば、変身がさほど劇的でないところでしょうか。まぁ前後編の前半なので、仕方ないか。
第6話「爆撃、5秒前!」
パラグラー、全然黒幕じゃなかった。まぁ、そこはさすがレッドキングといったところでしょうか。マックスに倒されたかに思われたレッドキングは再び活動を開始し、パラグラーと戦闘。
一方、戦いで弱った(何故?) トウマカイト隊員は、ピグモンと会話をし、古代文明の最後について詳細を知る。パラグラーが倒れ、ピグモンが囮に。トウマカイト隊員が助けに向かうもミズキ隊員が攻撃を受け、カイトはマックスに変身します。後編の変身は、まぁまぁ劇的でよかったです。
ピグモンが石像となったことで島は消え、ミサイル発射も取りやめられ、色々とハッピーエンド。この辺り、無難にまとめましたね。最後の、ピグモンの指についた「友好の証」にカメラが向くシーンなど、非常に後味の良い前後編でありました。
というわけで、以上、マックスさっくり感想でした。構造論的にも、第三話までで大まかな下準備は済んだので、四話からはがっつり短編が始まりました。マックスも、キャラとキャラの関係など、どんどん描かれていくといいですね。今後も、ゼット各話感想記事を書きつつ、やや軽めのテイストの記事を、2,3ほど更新していきたいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう! igomasでした!