igomasの部屋

どうも、igomasです。ウルトラマンファン。ヒーローより怪獣、悪役が好き。今日も今日とて「悪役」考察♪

ウルトラマンマックス14~17話

伝説の借りパク回を、見逃してしまった……
 皆さんこんにちは、igomasと申します。かなり溜まっておりましたが、ウルトラマンマックス感想、やっていきましょう。なお冒頭にも書きました通り、第13話ゼットンの娘を試聴し忘れており、今回記事では省かせていただきます。大変申し訳ありません。数少ないウルトラマンゼノン活躍回だったのに、残念でなりません。
 ウルトラマンについてあまり詳しくない方に補足しておきますと、第13話では、かの強力な宇宙恐竜ゼットンに苦戦するマックスのもとへ、ウルトラマンゼノンが現れる。ゼットンとの攻防の末、新武器マックスギャラクシーで最後の一撃を放とうとするも失敗。マックスギャラクシーはマックスのもとへ移り、マックスは必殺光線でゼットンを攻略。マックスギャラクシーはそのままマックスが借りパクするのであった、という話です。ちなみに、マックスギャラクシーはもともとゼノンがマックスに贈り届けるつもりで持ってきていたらしいので、厳密には借りパクではない模様。

 では、14話から、サクサク見ていくこととしましょう。


第14話「恋するキングジョー」

ウルトラマンマックス対ハリケンブル
 ゼットン星人の因子が入った女性を救うため、身辺警護も兼ねて共に時を過ごすトウマカイト。淡い思い出がつのる中、ミズキ隊員は嫉妬、ゼットン星人は復讐の炎をたぎらせ、という話。
 今回の話に登場するキングジョーは、ウルトラマンZでも、バロッサ星人の宇宙船として、そして、ストレイジカスタムとして活躍していますね。元々はウルトラセブンに登場したロボット、キングジョーですが、マックス版が特殊なのは、セブンのキングジョーと分離の仕方が異なる点。頭、胸、右足、左足の4体分離となっています。ちなみに、Zのキングジョーは、セブン準拠の分離方法(頭、胸、腹、足)です。
 内容に関しては、ありがちな恋の描写、やる気があればゼットン星人に勝てるという根性論、嫉妬のあまり奇抜な格好で尾行するミズキ隊員、いつの間にか勝手に完成したキングジョーを訝しがることなく楽しげに操縦するお兄さんと、この辺り細かいところ気にせずすんなり楽しめるか、みたいなところが大きそう。私はそこまで乗れませんでしたね。
 キングジョーは、かの有名な気をつけのポーズで倒れる描写はありませんでしたが、毎回やるとそれはそれでやり過ぎまであるので、こういう変化球キングジョーもありかなと思いました。


第15話「第三番惑星の奇跡」

 マックス最高傑作とも名高いイフ回。たしかに単体としての完成度は高く、独特の語りから始まる冒頭の引き込ませ方は目を見張るものがあります。少女の悲しげな運命が語られた後、少女の生きる唯一の希望、発表会が行われることが、ミズキ隊員の口から語られる。
 そこへイフが飛来。少女のこともあり、やや焦りが見える隊員。早く一掃しようと攻撃するも、その物体は生き残り、あろうことか同じナパーム弾を体内から放出。なんとイフは、攻撃されればされるほど、それと同じ攻撃を体内から繰り出す無敵の怪獣だったのだ!ババーン!
 上記の設定から、ウルトラマンの最強怪獣の候補にも挙げられるイフですが、今回の話で対処法が確立された以上、今現在では大した脅威ではないのかな、と思われます。もちろん激戦区に投下されれば部類の強さを誇ることは想像に難くありませんが。
 マックスが登場し、マクシウムカノンを放ち爆発四散するも復活。マクシウムカノンを無限に打ち出す第4形態の恐ろしさは、筆舌に尽くしがたい脅威でありました。

 炎に包まれる絶望的な状況の中、どうして自分は二度も希望を打ち砕かれなければならないのか、と泣き叫ぶ少女の、そのピッコロの音色を聞いて、禍々しくも美しげな姿で宇宙へと飛び立っていき、ラスト。なんでも外部からの干渉を跳ね返す存在であったイフは、文字通り優しさには優しさを跳ね返す、そんな存在だったのだ、ということで、なんとか地球は滅亡を免れました。

 戦いの人、であるダッシュの面々が、二度も絶望してもなお夢に向かって進む少女のピッコロに救われる。切なくも温かい、そんな物語。

 と、いい話風に纏めているのが当時のませた自分には合わなかったのか、長らく再視聴を敬遠していた作品。個人的に好みなのは、導入部でありましょうか。この入りがいつもと違うだけで、ぐっと世界観に飲み込まれる感じが、お見事。しかしながら、話運び自体は、「怪獣の能力から弱点を見つけ、対処する」というウルトラマンの大枠をそう外した内容でもなく、この話ばかり取り沙汰にされるのは今でもあまり嬉しくなかったりします。イフの各形態の着ぐるみを用意している大盤振る舞いは、ほんとすごいのですけど。

 

第16話「わたしはだあれ?」

 マックス伝説のコメディ回。

 周囲の生命体の記憶に干渉する能力を持つ、宇宙化猫タマ・ミケ・クロ。エックスでも出てましたよね。マックス怪獣はもっと今のウルトラマンにも出て欲しいところ。Zのギガスくらいの出番なら、出せなくもないでしょうし。

 冒頭からどこか抜けた感じの作風で、いやはや、第14話から第16話まで、まるで話の始め方が異なっており、さすがは横軸展開のマックス。サブタイトルのデザインも、自由度が高い(笑)

 タマ・ミケ・クロの影響で、まったくもって戦力にならないダッシュのメンバーの描き方が滑稽で面白く、コメディ回として十二分な出来でありました。めっちゃ笑いました。特に面白かったのがトミオカ長官。そこはかとないハヤタオマージュも含め、はっちゃけ方がなかなかに良かったです。

 

第17話「氷の美女」

ミズキ隊員、またもゲストに嫉妬

 今作男性隊員がゲストに惚れ込む展開が多く、そのたびにミズキ隊員が焼き餅を焼くという、ミズキ隊員、ちょっと可哀想。まぁそれがミズキ隊員のアイデンティティーの一つでもあるのですが(笑)

 ゲストのニーナ役、上良早紀さんは大怪獣バトルのハルナ隊員も演じてらっしゃいます。初見でパッと気づけず、私もまだまだだなと感じましたね。

 今回登場のエラーガですが、個人的には強化前の形態の方が好みだったり。水中を泳いでいるカットとか、かなりかっこよかった印象です。

 そういえば、オーストラリア支部の戦闘機が、やけにかっこよかったですね。

 

 ということでザックリと、ウルトラマンマックス14話から17話の感想でした。やはりマックスを代表する、イフ、タマ・ミケ・クロ辺りがとても印象的でしたね。単発回を詰め合わせたマックスだからこそできる自由な演出が、ほんと素晴らしいなぁと思いました。それでは、また次の記事でお会いしましょう、igomasでした!